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2015年11月30日月曜日

柿渋塗りとピザ窯づくり



11/28(土) 「柿渋塗りとピザ窯づくりのワークショップ」を開催しました。
ときおり小雨が降る中での作業でしたが、雨に濡れる山々の景色は美しいものです。

さて、今回の会場は、山県市北山のゲストハウス、MIYAMA Little Valley GuestHouse。
このゲストハウスも、古い旅館をリノベーションして誕生した場所。今回はリノベの集大成として、内装の柿渋塗りと、壊した土壁の土を再利用してのピザ窯づくりでした。
我ながら、1日で2つもやるなんて欲張りな企画。


ピザ窯づくりは、窯を載せるための土台づくり。
というわけで、土壁の土は登場せず。。。 庭の石を積み上げて、土台を作りました。今回の影の功労者は、モルタルを練り続けてくれた人。一日練り続ければ、翌日は全身バッキバキです。漆喰塗りのときでも同じですが、練る人は偉大なのです。もし練っている人がいたら、褒め称えるだけでなく、ぜひ、作業を交代してあげましょう。


柿渋塗りの方ですが、窯づくりを担当していたので、あいにく中の様子を上手く伝えられないのですが、時折漂ってくる「柿渋の香り」からして、なかなか捗っていたんだと思います。
この柿渋塗りの講師を務めていただいたのは、山県市の地域おこし協力隊で、山県市の特産「伊自良大見柿」に詳しい方。
柿渋のアレコレを、とてもマニアックに答えていただきました。なんでも答えてくれます。

家族連れの参加や、地域おこし協力隊の連携があって、和やかで楽しい会となりました。

次回、12/12(土)は、ピザ窯の本体を作るのと、内装の残りを塗装する予定です。
是非ご参加くださいませ。お申し込みはClassca gifuからお願いします。

あ、忘れちゃいけない、ワークショップめし。
農家レストラン「舟伏の里へおんせぇよ」のお弁当。


2015年11月26日木曜日

平成27年度 次世代住宅塾 第3回が行なわれました

今年度で3年目となる「ぎふ次世代住宅塾」は、省エネリノベをテーマに開催しています。
今回は、設備にまつわるあれこれの講義です。

午前の講義は、給排水業者かつ国際たくみアカデミーでも非常勤講師を務める㈱清水の清水氏に、Q&A形式にて、判断を迷う配管のやり替えや見分け方等、現場サイドから講義を頂きました。質問も多数出て、最後は和気あいあいで時間となりました。

午後の講義は、イビケン㈱の服部氏に、自立循環型住宅 既存住宅の省エネ改修ガイドラインから、省エネに有効な建築手法と設備の講義いただきました。エアコンや給湯設備の性能説明は、とてもわかりやすく、また、岐阜市などの美濃地域であれば、UA値を高めることで、エアコン1台で家中暖めることが出来る可能性の紹介があり、省エネかつ快適な住生活に1歩近づく講義でした。 

最後は岐阜県立森林文化アカデミー 辻先生の講義後、各班に分かれてのグループワークです。建築研究所のWebプログラムの数値を触りながら、エネルギー消費量の削減目安をつけるトレーニング方法を学びました。

前回宿題があった影響か、出席率が残念ながらグッと下がってしまった講義でしたが、同内容で12月にもう1度開催予定です。宿題が出来ていなくても、ためになるお話満載ですので、次回はぜひ皆様に参加いただきたいと願うスタッフです。
出席者には、辻先生の新ツールがもれなく頂ける特典付きです。

2015年11月14日土曜日

平成27年度 古民家リノベーション事業プランニング講座 無事完走~

6月から始まった、岐阜県立森林文化アカデミーの短期技術研修
「古民家リノベーション事業プランニング講座」が無事終了しました。
事務局として関わらせて頂いている事業ですが、今年度も空き家(古民家)を利用して地域を変えていきたいという熱意を持った方が全国から集まってくださいました。
参加者は地域おこし協力隊、建築士、工務店、公務員、コピーライターなど多種多様な職種の混合チームです。それぞれの得意分野を融合したプランをつくりました。
6月の篠山市視察から5カ月、約半年の成果を「須田邸改修プラン発表会」として美濃市の方々に向けてプレゼンテーションを行いました。

持ち寄った素材の最終調整。
 発表会前日(13日)金野さんの助言を聞きプランをより現実味のあるプランに練り上げていきます。








11/14に須田邸でプランニング発表会を行いました。
半年間考えてきた3チームのプランはどのプランも甲乙つけ難い面白いプランとなりました。
運営方法や収支計画なども考え。現実味のあるプランに参加して頂いている地域住民の方からも活発な意見や質問が出て、よい意見交換の場になりました。


それぞれ自分の仕事の合間を縫って改修プランを作成していくことはとても大変な作業だったと思います。この講座で学んだことを参加者の皆さんの地元で実践して空き家(古民家)を使った面白い地域が全国各地に増えることを願っています。参加者の皆様お疲れ様でした。

来年度も開催が決定しております。詳しくはまたお知らせ致します。

2015年11月10日火曜日

瑞浪市で古民家調査 

先週は瑞浪市で古民家の調査を行いました。街道沿いの町屋でした。小屋裏はこんな感じ。
長年のチリやホコリが天井に積もっています。雪のように見える白い点は全てホコリです。
こんなホコリだらけの中を重装備で調査します。
 
 マスクは防塵マスク。ツナギを着ていざ小屋裏へ
小屋裏はまるでアスレチックです。ちょっとした運動になりますね。
梁の上もホコリで滑りやすいので気を付ける必要があります。
それにしても綺麗な軸組ですね。古民家の魅力の一つが小屋組みではないかと思います。