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2016年3月24日木曜日

今年はなにつくろう 白川村リノベWS


 今年も始まります、白川村でのリノベーションワークショップ。
 
 まずは、「ことしはみんなでなにつくろう」と題して、4/2(土)、4/10(日)に開催します。

 そうです、何をつくるかも自分たちで決めていくのが今年の白川村リノベワークショップ。
 空き家をどのように生まれ変わらせるかを、地域を歩いたり、いろいろな話を聞いたり、物件の中を見たりして、アレコレ話し合いながら決めていきます。

 昨年、間取りをみんなで考えた時も、奇想天外・・・もとい楽しいアイデアがたくさん出ました。一つの建物に、たくさんの思いが集まって、今年も一つ空き家が生まれ変わります。
 
 2日間開催しますが、連続講座ではないので、どちらかご都合の良い方にご参加ください。
 お申し込みは、Classca gifu から

 日時 4/2(土) 4/10(日)
     10:00~16:00
 集合 白川村カルチャーセンター
     岐阜県大野郡白川村平瀬126-10
 参加費 1,000円(お昼ごはん+お茶代含む)

2016年3月23日水曜日

木造平行弦トラス 『ハリーさん』

 WOOD ACでは岐阜県森林文化アカデミーなどで木質構造試験を行っております。その中から、木造平行弦トラスの試験についてご紹介させていただきます。 
平成25年度より、岐阜県木連が中心となり、岐阜県産材ヒノキを利用した木造平行弦トラス(通称:ハリーさん)の開発を行ってきました。平成25年度に2仕様、平成27年度に2仕様の開発を行いました。
ハリーさんに共通して、低コスト化による岐阜県産材の利用拡大を目標に開発をしています。ハリーさんは、計算だけではなく、岐阜県森林文化アカデミーでの接合部・実大構造試験、また、タイプ2、2+では(財)日本建築総合試験所での加熱試験を行い、構造性能・耐火性能を確認しており、スパン612m(荷重条件により異なる場合があります)で使用可能です。
各シリーズの主な特徴をご紹介します。
・タイプ1 :徹底的な低コスト化
・タイプ2+ :準耐火仕様/意匠性/低コスト
・タイプ3b:意匠性/低コスト

 今回の説明は短くなりましたが、各シリーズの詳細は次回以降ご紹介していきます。また、現在、タイプ1のクリープ性能試験を20160128日(木)より継続中です。こちらの進捗状況もご紹介していきたいと思います。(星合)

ハリーさんについてのお問い合わせ先:
 岐阜県木材協同組合連合会(TEL058-271-9941/E-mailinfo@gifu-mokuzai.jp)


タイプ1 クリープ試験

タイプ2+ 載荷加熱試験
タイプ3b 実大試験
解析ソフトによる検討



2016年3月17日木曜日

「内装材ぎふの木の使い方」冊子つくりました★

今年度、岐阜県県産材流通課の委託事業で「内装材ぎふの木の使い方」 なる木板内装材の紹介や施工の注意をまとめた冊子を作成しました。






















この紹介を含めたセミナーを先週の3月7日、3月8日、3月10日と3日間岐阜県内の3会場で行ないました。

 冊子の内容がかなり初級者向けというのもあり、物足りないと思われた方もおりましたが、冊子を作るにあたり製材所や工務店などのヒアリングでは世代交代などで、昔に比べてまだあまり木(ムク材)の施工に馴れていない施工者も多いという意見もありましたので、学生さんや新入社員さん、お施主さんに紹介する際などに使われるような資料にとなればよいな、と思いながら作りました。(田畑)










2016年3月1日火曜日

ウッドデッキをつくるワークショップ


2/26(金)に山県市でウッドデッキをつくるワークショップを開催しました。
平日の開催でしたが、会場のMIYAMA Little Valley GuestHouseにはたくさんの参加者が集まりました。

ちょっと時間が経ちましたが、当日の様子を振り返ってみましょう。



まずはウッドデッキのアレコレを学びます。
「どういう仕組みでできてるの?」「何が必要なの?」「どれくらいの金額がかかるの?」といったことや、作業で使う工具の説明などを、大工さんの指導を交えて、座学と実技でやさしく伝授。
とくに工具や道具の説明は、百聞は一見に如かずですね。


作業は、ウッドデッキの足づくりから。
水平になるように束を調整していきます。測って、切って、入れて・・・アレ?なんてハプニングもありながら作業が進みます。


通りがかりの釣り人や地元の人がのぞきに来たり、にぎやかに午前中の作業は続きました。

待ちに待ったお昼は、集落の農家レストラン「おんせぇよぉ~」のお弁当。
素朴で優しいお弁当は、山県でのワークショップの楽しみの一つ。毎回美味しいおかずのアイデアを頂いて帰ってます。
しかし、今回はその写真を忘れてしまって無いという、うっかり。。。
これからの季節は山菜料理が楽しめるので、気になる方は是非。

午後からはデッキの床を貼って行きます。
みんなノミや丸ノコをインパクトに持ち替えて、ビスを打っていきます。横並びになって留め付けていく姿は圧巻。あっという間に進んでいきます。

今回のデッキ材は、杉。地域の材木屋さんのご厚意でいただいた材料を使っています。実は山県市は板材の産地なんですね。
塗装は、山県のワークショップではおなじみの香しい「柿渋」。


裏では何やら秘密工作が。
匠が板材を半分に切り、床下では何かが行われております。

裏でコソコソしているうちに、最後の一枚が貼り終わりました。全員で貼ると、早い!
途中で雪が降り始め、寒空の下での作業になりましたが、ケガなく時間内に貼り終えることができました。



裏で何をコソコソしていたかというと・・・床下収納を作っていたのです。
リノベーションするのに必要な工具などを収納するスペースとなります。
こういうワクワクする仕掛けも、参加者自分たちの工夫で作り出していく。そんな空気に触れられるワークショップを今後も開催していこうと思います。

かいたひと:床下の住人A

赤星たみこ先生講演会・凰建設㈱モデルハウス見学ツアー 開催!!

2月27日(土)、省エネの知識を皆さんに広めたいとの趣旨で、次世代住宅塾の住まい手イベントを開催しました。
「ユニークに、無理なく、エコを実践」されている、漫画家の赤星たみこ先生をお招きしての講演会。


最初は、ホームセンターなどで手に入る材料で、住まいをいかに暖かくするかをご自宅の写真をたくさん公開頂きながらのお話。素人だからこれぐらいで、とおっしゃってましたが、家を暖かくするには的を得た実践手法が満載で、「ちょっと家でもやってみようかな?」と思われた方も多いのでは?

お話は、暮しのエコへと続き、ごみの分別や炭酸ソーダの活用法、そして赤星先生といえば、「粉石けん」!! 粉石けんをよーく、ではなく、よ~~~~~~~く溶かして洗濯するとものすごい洗浄力、のお話は、もう参加者の皆さん釘付けでした。(写真は赤星先生宅のキッチン ごみを洗って乾してすぐ分別していらっしゃいます)

続いて、凰建設さんの電線を引かずに災害時にも数日間自立生活できるモデルハウスの見学です。今の日本のトップクラスの性能を持つ高断熱高気密を実現している建物は、外の寒さと比べとても快適です。それを実現している分厚いサッシには圧巻でした。森 幹治社長から詳しくf説明頂き、性能の良さを体感しました。

帰りのバスの車中では、省エネクイズを行いました。いつもより、ちょっとハードルを上げてしまい、自分でも回答に困る問題も・・・。賞品は、赤星先生の講演でも話のでた「セスキ」もありましたよ。

こうして無事、バスツアーは終了いたしました。建築でも暮しでも、どこでもちょっとしたエコを実践って大事ですね、と改めて思うスタッフでした。
ご参加頂いた皆様、ご協力頂いた皆様、有難うございました