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2016年3月23日水曜日

木造平行弦トラス 『ハリーさん』

 WOOD ACでは岐阜県森林文化アカデミーなどで木質構造試験を行っております。その中から、木造平行弦トラスの試験についてご紹介させていただきます。 
平成25年度より、岐阜県木連が中心となり、岐阜県産材ヒノキを利用した木造平行弦トラス(通称:ハリーさん)の開発を行ってきました。平成25年度に2仕様、平成27年度に2仕様の開発を行いました。
ハリーさんに共通して、低コスト化による岐阜県産材の利用拡大を目標に開発をしています。ハリーさんは、計算だけではなく、岐阜県森林文化アカデミーでの接合部・実大構造試験、また、タイプ2、2+では(財)日本建築総合試験所での加熱試験を行い、構造性能・耐火性能を確認しており、スパン612m(荷重条件により異なる場合があります)で使用可能です。
各シリーズの主な特徴をご紹介します。
・タイプ1 :徹底的な低コスト化
・タイプ2+ :準耐火仕様/意匠性/低コスト
・タイプ3b:意匠性/低コスト

 今回の説明は短くなりましたが、各シリーズの詳細は次回以降ご紹介していきます。また、現在、タイプ1のクリープ性能試験を20160128日(木)より継続中です。こちらの進捗状況もご紹介していきたいと思います。(星合)

ハリーさんについてのお問い合わせ先:
 岐阜県木材協同組合連合会(TEL058-271-9941/E-mailinfo@gifu-mokuzai.jp)


タイプ1 クリープ試験

タイプ2+ 載荷加熱試験
タイプ3b 実大試験
解析ソフトによる検討



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